マッシモの書棚

撮影:中村修

イタリアのアーティスト、マッシモ・バルトリーニ feat. ロレンツォ・ビニの作品「○ in □」。
その作品を構成するひとつが書棚です。

円弧に広がる書棚、円形のテーブルと椅子、天井に吊り下げられた約1000個の円形のモビールなど、ここにあるすべてが、四角と円で構成されています。原広司の目指した、自然に対して屹立する正方形の空間に、内包される円。そこに信濃川のイメージが、通奏低音となっています。
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天井から下がる丸い照明は、信濃川の上に浮かぶ雲であり、円盤は、信濃川のきらめきや、信濃川沿いに活動する人々のエナジー。レストランの円テーブルは、すべてつなげると信濃川が現れる仕組みです。弧を描く巨大な書棚に並ぶ本は、越後妻有の歴史や民俗を記したものが中心であり、そのまま越後妻有里山現代美術館[キナーレ]のコンセプトともなります。都市と地域の交流を目指す「大地の芸術祭の里」を体現する場となるこの空間では、地域の大切なモノが、外部から訪れる観客たちの持ち寄るモノと交換され、クロスオーバーしていきます。
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撮影:中村修

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