蓮沼昌宏 土地の見る夢

冬の白黒の世界から、柔らかな光の春へ、そして燃えるような緑の夏へと変化する越後妻有に滞在した作家が、山菜取りや、田植え、雪道のドライブなど地域で起こる大小さまざまな事象を12編のパラパラマンガでつづった作品です。
タイトル「自然の見る夢」にある夢について作家は、“夢はそのひとの頭の中だけで起こる世界なのに、次に何が起こるのかわかりません。夢で見る世界は果たして当人のものだけでしょうか。体内の菌のように、夢のイメージは自立した存在かもしれません。”と語っています。
虚実の入り混じった幻想的な越後妻有の物語をお楽しみください。 当作品は、大地の芸術祭2015の出品作品で、まつだいの古民家で展示されていました。 この度、越後妻有里山現代美術館[キナーレ]での展示用に一部リニューアルして公開いたします。
蓮沼昌宏
1981東京都生まれ
東京芸術大学大学院美術研究科美術解剖学研究室博士課程修了
イメージの自立性、夢の不思議さに関心を持ち、パラパラマンガの原理で絵が動く装置「キノーラ」によるアニメーションを中心に、写真、絵画を制作する。
主な展覧会に、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2015」(新潟、2015)、「瀬戸内国際芸術祭」(岡山/香川、2016)、「20th DOMANI ・明日展PLUS」(東京、2017)、「21th DOMANI・明日展PLUS」(東京2018)。