2014夏企画展 「全ての場所が世界の真ん中 - 1/100,000 の妻有」

sa

2014 Summer Exhibition:
Every Place is the Heart of the World-1/100,000 TSUMARI

The art projects which have been developed in the communities over 15 years will be brought together to Satoyama Museum of Contemporary Art. You are invited to the trip to the communities starting from the museum. Open studios of new works and workshops will be held towards the 2015 Triennale.

【Dates】 July 19 (Sat) – October 13 (Mon), 2014 Closed on Wednesdays, except for August 13.
【Time】 10:00 – 17:00 
【Admission】 1,000 JPY、Elementary and junior high school students: 400JPY
(Free access once to the Summer Passport holders from August 1-31 2014)
【Supported by】  the Agency for Cultural Affairs Government of Japan in the fiscal 2013
【Cooperation】 Mitsubishi Plastics, Inc.
【Partisipating Artsits】 Maki Kijima, Kaori Sato, Masahiro Hasunuma, Hiroshi Hara+Fujiki Lab. +F.A.D.S,Takuto Hiki+Kenichi Kimura,Katsuhiko Hibino,Junko Maruyama, Akiko Muto, Shinji Morino,Kiryubu
【Artists for permanent exhibition】 Gerda Steiner & Jorg lenzlinger, Leandro Erlich, Carlos Garaicoa, Elmgreen & Dragset, Carsten Nicolai, Koji Yamamoto, Koichi Kurita, Carsten Holler, Ryota Kuwakubo, Takehiko Sanada, Massimo Bartolini feat. Lorenzo Bini


-Artist talk-
【Date & Time】 Thursday, 14 August, 2014 16:30~
【Venue】 Echigo-Shinanogawa Bal (in the museum building /reservation required)
【Guest speakers】 Fram Kitagawa (General Director, Echigo-Tsumari Art Triennale), Katsuhiko Hibino,and more (exhibiting artists for the Exhibition) 

■About the exhibition: Every Place is the Heart of the World -1/100,000 TSUMARI

Maaria Wirkkala / Found a mental connection 3 Every Place is the Heart of the World Echigo-Tsumari Art Triennale 2003 photo ©ANZAЇ

越後妻有の里山に点在する約200の小さな集落。その一つ一つの集落はある人にとっての世界の中心であるという意味を込めたタイトル「全ての場所が世界の真ん中」。この言葉は、2003年に松代地区蓬平集落で発表されたマーリア・ヴィルッカラ(Maaria Wirkkala)による、大地の芸術祭参加作品タイトルであり、約15年にわたる大地の芸術祭の活動の思いを端的に表現しています。

星峠の棚田/新潟県十日町市松代

本展は、「大地の芸術祭」を通じ約10年の歳月をかけて越後妻有の集落で育くまれてきた、珠玉のアートプロジェクトを美術館に持ち込み、美術館を一望することで越後妻有の里山や集落を巡る旅を体験していただける展覧会を目指しました。 アートプロジェクトを通してみる1/100,000の越後妻有、里山のショールームです。いよいよ来年夏に開催を控える「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2015」に向けて、新作の公開制作やワークショップなども開催します。

kinare

越後妻有里山現代美術館[キナーレ]は、信濃川、越後の土、落葉広葉樹、集落、濃密な風景、トンネル、縄文土器、雪といった越後妻有の地勢、歴史をテーマとした常設作品群を有する「大地の芸術祭の里」の美術館です。地域そのものを施設に埋め込み、世界・現代・地域・里山が交錯する美術館をめざしています。


Artists

Maki Kijima / Fancy Flower


Kaori Sato / Born or Reborn
Soil Fieldwork: late July
Open Studio: 1-31 August 2014
 

Masahiro Hasunuma / Dream of Tunnel Engineer
Open Studio: 11-17 August 2014


Hiroshi Hara+Fujiki Lab.+F.A.D.S / Three Travelers
Open Studio:1-31 August 2014
 

Takuto Hiki+Kenichi Kimura / Light Basket of soil
Open Studio: 30 June-14 July 2014
 

Katushiko Hibino Day After Tomorrow Morning Glory Project
 

Shinji Morino, Kiryubu / Sealing of Time -Tsumari May 2014-
Plant collecting workshop: 8 August 2014 13:00~ 
Let’s send a letter :9-10 August 2014 14:00~
 

Junko Maruyama / Looking Up the Sky
Open Studio:25 July -17 August 
Soap powder drawing:8 -17 August
 

Akiko Muto / Tsumari Fragments Museum
Workshop: 22,23,25, September 2014
sa

2014夏企画展
「全ての場所が世界の真ん中―1/100,000の妻有」
2014年7月19日(土)-10月13日(月・祝)

約15年の歳月をかけて育んできた各集落のアートプロジェクトが、里山現代美術館に集結します。美術館から始まる、集落の旅へ。 2015年「大地の芸術祭」に向けて、新作の公開制作やワークショップなども開催します。

【会期】 2014年7月19日(土)~10月13日(月・祝)|水曜日休館 (8/13は開館)
【時間】 10:00-17:00 (最終入館 16:30)
【鑑賞料】  ¥1,000  小中学生 ¥400
※ 8/1~31は関連プログラム「越後妻有2014夏」パスポート掲示で無料
【主催】 越後妻有里山現代美術館[キナーレ]
【助成】 平成26年度文化庁 地域発・文化芸術創造発信イニシアチブ
【協力】  三菱樹脂株式会社 アルポリック事業部


参加アーティスト(五十音順):
キジマ真紀、佐藤香、蓮沼昌宏、原広司+工学院大学藤木研究室+F.A.D.S、日置拓人+木村謙一、日比野克彦、丸山純子、武藤亜希子、森野晋次(気流部)

■アーティスト・トーク(参加作家によるトーク)
日時|8月14日(木)16:30-17:30 (受付開始16:00)
会場|越後しなのがわバル(美術館館内)
※要申込 info@tsumari-artfield.com
※美術館展覧会チケット、越後妻有2014夏パスポートをお持ちの方は無料 (チケット無 ¥1,000)

photo(右):Yuichi Noguchi

■参加アーティストによる公開制作、ワークショップ、イベント開催予定

■関連プログラム  「越後妻有2014夏 ― 祭りと宴の10日間 」
会期|2014年8月1日―31日 (祭りと宴の10日間: 8月8日―17日)
料金|越後妻有2014夏 作品鑑賞パスポート  大人¥2,000 、小中学生¥500

■「全ての場所が世界の真ん中―1/100,000の妻有」

Maaria Wirkkala / Found a mental connection 3 Every Place is the Heart of the World Echigo-Tsumari Art Triennale 2003 photo ©ANZAЇ
Maaria Wirkkala / Found a mental connection 3 Every Place is the Heart of the World Echigo-Tsumari Art Triennale 2003 photo ©ANZAЇ

越後妻有の里山に点在する約200の小さな集落。その一つ一つの集落はある人にとっての世界の中心であるという意味を込めたタイトル「全ての場所が世界の真ん中」。この言葉は、2003年に松代地区蓬平集落で発表されたマーリア・ヴィルッカラ(Maaria Wirkkala)による、大地の芸術祭参加作品タイトルであり、約15年にわたる大地の芸術祭の活動の思いを端的に表現しています。

星峠の棚田/新潟県十日町市松代
星峠の棚田/新潟県十日町市松代

本展は、「大地の芸術祭」を通じ約10年の歳月をかけて越後妻有の集落で育くまれてきた、珠玉のアートプロジェクトを美術館に持ち込み、美術館を一望することで越後妻有の里山や集落を巡る旅を体験していただける展覧会を目指しました。 アートプロジェクトを通してみる1/100,000の越後妻有、里山のショールームです。いよいよ来年夏に開催を控える「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2015」に向けて、新作の公開制作やワークショップなども開催します。

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越後妻有里山現代美術館 建築設計/原広司+アトリエ・ファイ建築研究所

越後妻有里山現代美術館[キナーレ]は、信濃川、越後の土、落葉広葉樹、集落、濃密な風景、トンネル、縄文土器、雪といった越後妻有の地勢、歴史をテーマとした常設作品群を有する「大地の芸術祭の里」の美術館です。地域そのものを施設に埋め込み、世界・現代・地域・里山が交錯する美術館をめざしています。

コレクション展示

ゲルダ・シュタイナー&ヨルク・レンツリンガー、レアンドロ・エルリッヒカルロス・ガライコア、マイケル・エルムグリーン&インガー・ドラッグセット、カールステン・ニコライ山本浩二栗田宏一カールステン・へラークワクボリョウタマッシモ・バルトリーニfeat.ロレンツォ・ビニ、眞田岳彦

参加アーティスト・参考画像

キジマ真紀 / Fancy Flower

kijima

2009年 松代エリア小荒戸(こあらと)集落で、「Fancy Garden」 を制作してから、集落との継続的な交流を続けるキジマ真紀。越後妻有の大自然の中で、ケミカルな素材を用いたキッチュな花畑は、その鮮烈な対比が記憶に新しい。この夏、キナーレにて展示されるのは、集落の人々が心に抱く願いや想いが込められた、一輪一輪の花々です。

1976年東京都生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科油画専攻修了。「現実と空想」をテーマに、日用品などの品々を、繊細な手作業によって、植物やドレスに変貌させる作品を制作する。

佐藤香 /生まれる、または還る

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福島県の自宅の土で描いた「私の故郷、福島」でデビューした佐藤香。土地固有の土が持つ意味にこだわり、足元を見つめる。本展では「私の故郷、福島」を展示すると同時に、来年の芸術祭に向け作品制作を始動。土をテーマに展開する下条地区の土を用いて、会期中、巨大な壁画を公開制作する。

土採集ワークショップ:7月下旬  公開制作期間: 8月1日~31日

1987年 福島県田村市生まれ。2012年東京芸術大学大学院壁画第二研究室修了「私の故郷、福島」が「杜賞」受賞

 

蓮沼昌宏 / トンネル技師の夢

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越後妻有に散在する様々な物語を12ヶ月/12編に再編し、芸術祭2015で発表予定の蓮沼が、12編の内の2編を先行公開。そのうちの1編「トンネル技師の夢」は、古典的なアニメーション装置「キノーラ」の原理を用いてパラパラマンガのように鑑賞できる。会期中、地元の語り部を探し、物語を聞きながら作品を制作する様も公開する。

作家滞在期間: 8月11日-17日

1981年9月東京生まれ。2010年東京芸術大学美術解剖学研究室にて博士号取得。

原広司+工学院大学藤木研究室+F.A.D.S /Three Travelers

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越後妻有里山現代美術館 [キナーレ] の生みの親であり、地域に根ざし自然と一体化した多様な集落(メキシコの木柵の村、イラクの家族島集落、アフリカのサバンナの集落など)を訪れ、それぞれの個性と共有関係を考察した名著『集落への旅』の著者である建築家・原広司。旅人の姿を象った東屋(あずまや)「 Three Travelers」の制作を、オーストリアの田園集落ライディングと日本の里山越後妻有で同時始動。期間中、プロトタイプを公開制作する。

公開制作期間: 8月1日~31日(予定)制作:工学院大学藤木研究室
協力: 宇田川木材株式会社

原広司: 1936年神奈川県生まれ。東京大学名誉教授。梅田スカイビル、京都駅ビル、札幌ドーム等の設計で知られる建築家。

日置拓人+木村謙一土の光(ひかり)籠(かご)

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十日町エリア下条地区では「土」 にまつわるさまざまなアートプロジェクトが展開されてきた。その代表とも言える「うぶすなの家」は、土の結晶 「やきもの」で再生された古民家で、地域のお母さんたちの手料理が食べられる大人気スポットだ。今回の企画展では、下条地区に関わる土チームが、土で光籠を制作。越後妻有に生える雑木を柱にして、縄を結わえ編み、土を塗った空間をつくる。昼間は内側から、夜は外側から、土と縄とその隙間からもれる光を楽しむことができる。 

公開制作期間: 6月30日~ 7月14日

日置拓人:1969年神奈川県生まれ。早稲田大学理工学研究科建設工学科修士課程修了。淡路島左官職人・久住章氏に師事。日干し煉瓦や版築など土を活かした工法で、建築を設計している。

木村謙一:1959年福岡県生まれ。多摩美術大学美術学部絵画科卒業。土や左官を表現の中心に据え公園や広場のアートワーク、店舗などのインテリアを設計・施工を行っている。

 

日比野克彦 /明後日朝顔プロジェクト

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2003年 松代地区 莇(あざみ)平(ひら)集落で誕生した明後日新聞社文化事業部。集落の方たちとの交流のきっかけを探す中で生まれた「朝顔プロジェクト」は、12年目を迎える。莇平で生まれた小さな朝顔の種が、人と人、人と地域、地域と地域をつなぎ、今では全国29ヶ所にネットワークが広がっている。今回の企画展を機に、全国の明後日朝顔チームから応援を得て、十日町明後日朝顔プロジェクトが始動。総長200mの明後日朝顔が、正方形の中池を取り囲む。

-ロープ張&苗植えワークショップ: 7月6日  10:00 ~
-アーティスト・トーク 及び 朝顔スケッチ大会 :8月 14日

1958年岐阜県生まれ。東京藝術大学大学院修了。大学在学中にダンボール作品で注目を浴び、国内外で個展・グループ展を多数開催する他、パブリックアート・舞台美術など、多岐にわたる分野で活動中。近年は各地で一般参加者とその地域の特性を生かしたワークショップを多く行っている。

森野晋次(気流部)/時の封‒妻有2014.5~

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越後妻有には様々な植生の中で、季節と共に移り変わる豊かな自然の色と形がある。森野はこれから1年を通して植物を採集し、ラミネート加工したプレートを連ねる「時の封‒妻有プロジェクト」を芸術祭2015に発表する。本展では、内部と外部の「間(あわい)」の世界であるガラス面に展示するとともに、ワークショップも開催する。

-植物パウチでお手紙を 「風の便りを出そう!」: 8月9日、10日 14:00~  ※参加費 ¥200(切手代、材料代)
-植物採集 「プラントハントをしよう!」 : 8月8日 13:00~  参加費無料

気流部: 2008年発足。空気や風といった見えないモノをモチーフに、アートを通じて誰もが参加出来る空間や場所を提案している。

全ての場所が世界の真ん中―1/100,000の妻有」イベント・ワークショップ 参考図版

丸山純子/空を見上げる

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十日町市で出た廃油を集め、作家自ら石鹸を作り、その石鹸粉で大地の絵を描く。雨が降ったら消えてしまう儚い石鹸粉の絵は、私たちのさまざまな思いを昇華してくれる。越後妻有の廃油を再生し、絵を描き、その全てを消し去り昇華させる雨。空を見上る。

-石鹸作りの公開制作 (回廊部分) :7月25日 -8月17日
-石鹸粉による床絵 (中庭の池の水を抜いた床): 8月8日―17日

1976年 山梨県生まれ。立命館大学国際関係学部(環境・経済) 卒業
2002年City University of New York, Hunter College BFA
2006年大地の芸術祭参加

武藤亜希子/ T+S+U+M+A+R+Iのかけらミュージアム

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2009年から市街地の方たちと、着物の端切れなどを用いたソフトスカルプチャーを作っている武藤亜希子。来年の芸術祭に向けて、縄文土器の制作を始動する。十日町の着物と、縄文土器をモチーフに、地域の「かけら」を作るワークショップに参加しよう! 

かけら制作ワークショップ: 9月22日、23日、25日

1975年千葉生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程油画満期修了

 

お問い合わせ・イベント、ワークショップお申込み

越後妻有里山現代美術館[キナーレ]
電話:025-761-7767
E-mail: info@tsumari- artfield.com