火焔型土器

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立体的で独特な造形の火焔型土器は、各地の土器の影響のもとに、今から4500年前にここ信濃川上・中流域で成立・発展したものと推定されている。国宝・笹山遺跡の火焔型土器は、土器でありながら縄文が一切施されず、陸線や陸帯により渦巻文やS字文などが表面を覆い尽くすように描かれている。口縁部に鶏頭冠突起と呼ばれる立体的な装飾が四つ付けられ、これは、火焔型土器という名称の由来となった燃え上がる炎、4本脚の動物、水面を飛び跳ねる魚などをデフォルメしていると考えられている。また、渦巻文は川面の渦、S字文は無限の循環など、縄文人の世界観をこれらの文様に表現しているとも言われている。土器片(実物展示)は昭和の時代に当美術館周辺に存在した縄文時代~古代の遺跡から採集されたもの。
十日町市博物館が所蔵する、火焔型土器とその仲間の王冠型土器は、2009年に国宝に指定された笹山遺跡出土品928点の中に、20個体含まれる。(こちらで展示されているレプリカのオリジナルは、十日町市博物館にて収蔵・展示 / 展示替えあり)

火焔型土器(レプリカ)|
H100-250mm / W240-540mm
縄文時代中期(約5500-4500年前)

陶片(実物)|
縄文時代~古代


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